素直に面白い!おすすめ度
★★★★★
感想として、このゲームはとことん「ストーリーの深さ」と「恐怖」を追求したものだと感じました。ストーリーに関して言えば、主人公がサイレントヒルという街を彷徨う理由、
そしてその町で発見される真実が、物語を進めていくと次第に明らかになり終盤はとても切ない気分になります。また、この街で出会う人間たちも何らかの過去や秘密を
持っており、物語を進めてそれが分かった時は、何ともいえない気分になりました。
恐怖に関しては、とにかく怖いです。無人の街を探索する訳であるから当然電気など通っておらず、しかもステージの大半は屋内であるから、小さなライトの光だけで建物
内を探索しなければなりません。さらに、建物内外を問わず至る所に異形の化け物がウヨウヨしているので、どこから襲われるのか分からず、それがまた怖さを引き立てま
す。バイオは敵が急に飛び出したり、音を立てるなど人をビックリさせるといった怖さをもっていますが、このゲームは、視覚(暗闇)といった精神面で怖がらせてくれます。
まぁ、このゲームの良い所はこれだけじゃなく、やり込みの多さも挙げられます。例えば、ゲーム中に主人公のとった行動でEDが変わりますし、思わず笑ってしまう裏ED
も存在します。隠し武器なんて物もありますし、やり込み好きの方はとことんやり込むのもいいですよ。
しかし、ホラーが苦手という方にはお勧めできません、このゲームは1時間もやれば精神的にかなり疲れるので....。
ですが、このボリュームでこの値段ならホラー好きの方にはいい商品だと思いますよ。
映像、音のコワさは抜群。ゲームバランスもよいけどアイテムの使い方がかなり首をひねるおすすめ度
★★★★☆
コワさを味わいたい人には、ピッタリではないだろうか。暗い街を一人でさまよう雰囲気はとてもよく表現されている。怪物のヌルヌルした質感や、錆びた金属と血痕でまみれた壁もコワさをもりあげる。音作りもとてもよい。怪物が出てくるときのいろんな音がMIXされた表現は非常によくできた作りだ。
ところどろこでてくる「なぞなぞ」も面白い。特に難解なわけではなく、よく考えればわかる。ザコキャラのほどよい「弱さ」とボスキャラのあきらめかけでようやく勝てる「強さ」もよい。
と、ここまではゲームバランスはとてもよいのだけれど、ちょっと首をひねるのがひろったアイテムの使い方。これだけ苦労して鍵をあけて手に入れたアイテムの使い方が、コレ???っていうのが多い。僕はネットのヒントに頼りっきりだったけれど、これ、自分だけで解けた人は天才だ。
それと、基本的なストーリーが、ちょっとしんどいかな。見ていてだんだんどうでもよくなってくる。
素晴らしい出来栄え
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。従来の伝統を引き継ぎつつ、バランスがうまくとれてます。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!
概要
悪夢か現実かわからないようなストーリー展開と、恐ろしくも美しいビジュアルがプレイする者を恐怖の底に叩きつけるホラーアドベンチャー『サイレントヒル2』。Xbox用にいくつかの要素が追加して発売された『サイレントヒル2 最期の詩』がPlayStation2に逆移植されて登場。
亡くなったはずの最愛の妻から届いた手紙。そこには、2人の思い出の場所「サイレントヒル」で待っていると記されていた。動揺と混乱を隠せない主人公ジェームスは、導かれるように霧と森に包まれた静かな町へと向かうのだった……。
『サイレントヒル2 最期の詩』の最大の特徴は、登場人物の1人である「マリア」を新しいマップ内で操作できるサブシナリオが追加されたこと。これによりジェームスとアリアの関係ほか、『サイレントヒル2』の新たな側面が語られることになる。(西 正行)