「バニラ・スカイ」としてリメークされたが既にこっちを観ていたので多分これを越えることは無いだろうと思い、まだ「バニラ・スカイ」を観ていない。それくらい、よくできている。
不眠症の人にオススメおすすめ度
★★★☆☆
トム・クルーズ主演でリメイクされた「バニラ・スカイ」のオリジナル。
映画の出来としては断然このオリジナルのほうが上。
事故によって自慢のハンサム・フェイスがボロボロになった主人公は現実と夢の境目が分からなくなっていくというお話。個人的にはマトリックスよりも楽しめた。今をときめくペネロペ・クルスも出演してキュートなヌードも披露しているがH度は「ハモンハモン」のほうが高い。
はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★
大変良く出来ています
。値段の割には上出来。
ホント満点を付けても良い出来です。
概要
『オープン・ユア・アイズ』(『Abre Los Ojos』)は、トム・クルーズ主演の『バニラ・スカイ』(2001年)を既に観ている人の多くにデジャ・ヴを感じさせる。実際のところこのハリウッドバージョンは、秀逸なスペイン語版オリジナル作品の、出来の悪いリメイクなのである。両作品のあらすじはほとんど同じであり、ペネロペ・クルスなどは両方で同じ役柄を演じているが、本作品の方がすべてにおいてヨーロッパ的な繊細さと知性を漂わせている。また、両作品を見比べてみると、危機的な運命に巻き込まれた都会的でハンサムなプレイボーイの演技にトム・クルーズが影響を受けていることは間違いなく、エドゥアルド・ノリエガ演じる主人公は、このハリウッドのスーパースターのお手本になっているものと思われる。
自動車事故の後に主人公の人生は完全に暗転し、人を殺してしまったことで悪夢さいなまれて現実と夢の境界も曖昧になり、周囲の人間の態度も一変する。クリストファー・プリーストの小説、特に『The Affirmation』や『魔法』のようにSF的色合いの強い作品であり、人格、記憶、アイデンティティの本質を描いている。アレハンドロ・アメナーバル監督(『アザーズ』ほか)の力強い脚本、音楽、指揮により、『オープン・ユア・アイズ』は精神錯乱的でエロティックだがスタイリッシュな要素を持ったスリラー作品に仕上がっており、回帰的なエンディングシーンによって独特の結末が用意されている。『メメント』に通じるような精神を刺激する映画であり、トム・クルーズ主演で似たタイトルを持つ『アイズ・ワイド・シャット』と混同することなど決してない。(Gary S Dalkin, Amazon.co.uk)