ファースト・アルバム+90125おすすめ度
★★★★★
ファースト・アルバムの英盤ジャケットと「90125」のジャケットを混ぜ合わせたようなデザインからして、3度目の1stアルバムのような内容。
「90125」では、シネマとういう別のバンドにジョン・アンダーソンが加入することによってYESとなった訳だが、今回はクリス・スクワイアとビリー・シャーウッドのアルバムにYESの主要メンバーが合流することで、YESとなった。非常に経緯が似ている。
「90125」以降「TALK」までは、いかにしてトレヴァー・ラビン体制のYESと本家のYESの距離を縮めるのかが、そのままYESの歴史になってしまった感がある。
そして、今作から「マグニフィケイション」までは、いかに固定的なキーボーディスト不在の穴を埋めるかがテーマになってしまった気がする。時に新たな若い人材を招き入れ、時にオーケストラをキーボード替わりにと言った具合に。
そしてこの「オープン・ユア・アイズ」はキーボードがほとんど入っていない。ビートルズやバーズ、バッファロー・スプリングフィールドといったコーラス・ワーク重視の60'sロックのテイストに近い。
キーボードだけでなく、他の楽器も演奏を聴かせる場面が少ないし、トリッキーな展開もほとんどないので、大作志向のYESのファンの方には物足りないかもしれない。
ただB面にあたる6-10曲目は、地味にかわいく良い曲が揃ってるのでおすすめ。明るくさわやかな気分にさせてくれる新しいYES。
凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。値段の割には上出来。
ホント満点を付けても良い出来です。