熱気あるサウンドが復活した快作おすすめ度
★★★☆☆
90 年代中盤以降のイエスを導いた功労者、ビリー シャーウッド。あらゆる楽器を弾きこなし、歌もいけるというマルチ プレイヤー。コンピュータ プログラミングされたデジタル サウンドとはまた違った意味で「優秀なソロ プレイヤーによる高度なアンサンブル」という 70 年代型ロック バンドの存在意義を否定しかねない、危険な存在となる可能性もあった。かつて、トレヴァー ラビンがこのバンドに持ち込んだ先進的な創造性に影のように付きまとっていた、強い緊張感やある種の反感を思い起こさせる。だが、自らギター プレイヤーとしての明確なアイデンティティを強く主張し、またサウンド クリエイターとしては、古風な「プログレ」キーボード奏者を無用の存在にしてしまった感のあるトレヴァーとは異なり、ビリーは既存のいかなるプレイヤーも置換しなかった。彼はバンドのデザイナーであり、彼自身が優れたソフトウェアのような存在だったのだ。そしてこのアルバムでは、躍動するリズムと疾走感、近年失われていたバンド サウンドの熱気や活力を見事に蘇らせた。このアルバムで提示された音はさらにシンプルに贅肉を削ぎ落しつつ、やがて傑作『ラダー』として実を結ぶことになる。
買うしかない!
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
!いや~、ほんと(・∀・)イイ!久々に良い買いモンをしました。
ホント満点を付けても良い出来です。