本当に…look closerおすすめ度
★★★★★
~何度観ても感動を呼び起こしてくれる数少ない作品。
これはいくつかの色が暗示的に効果的に使われているのが一つの特徴。
バラの色をはじめとして、すごく眼にやきつけられる深紅。これは劇中にいたるところにちりばめられながら、ラストにまさに再現され…。それに対比させるように使われる、娘息子の黒い服、そして特に何の変哲もない白い袋が宙を舞い続~~けるシーンは、息をのむほど美しすぎる。サスペンスでもないのに、この色の暗示が観るものにちょっとした不安を与えているように思われる。
そして、また音楽もしかり。今やいろんなテレビ番組で耳にするトーマス・ニューマンの「Any Other~~ Name」、そしてエンディングの「Because」。
特に「Because」抜きではこの映画は語れない。まるでラストのケビン・スペイシーの語りにそのまま歌詞がつながっているかのような流れは感動ものといえよう。
一度、テレビで放送されていたのを観た際は、多分放送時間の関係で、この「Because」が完全にカットされていたが、なんだか中途半端な後味の悪さを感じてしまっ~~たくらいである。
この映画をコメディーとくくる人が居るが、そうではないだろう。でも、完全シリアスとも違う…。
“人間再生のドラマ”として観るものに深い感動を与える名作であることは確かだが、ジャンルとしてひとくくりに出来ない、としかいいようがない。
この映画の公開当時、劇場で初めて観た時、ラストの衝撃に立てなかった覚えがある。
ちょ~~っと心が弱っている時だったからだろうか…。でも自分が生き返ったように思えたのも事実である。
ちょっとほめ過ぎ?(笑)。~
スマートな演出に毒てんこもり映画おすすめ度
★★★★☆
死者の語りから始まるこの映画。よどみ無く流れるようなスマートな演出(それでいて毒てんこもり)。そして、主人公が更生の兆しを見せた矢先に・・・というストーリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ということで私はこの映画の中に、ビリー・ワイルダーの名作『サンセット大通り』の匂いを強く感じました。
自分の「分相応」を見つけるのは難しい。誰にでも自意識過剰な部分や、強がったり、演じている部分があって、またそういう部分が弱いと向上心も無くなってくるような気がする。
まあ、少なくともこの映画を観て「自分は過剰すぎないか?どうか?」というのは分かりそうな気がしますが・・・・。
でも、アメリカでは案外、ろうそくを使ったディナーや1万ドルのソファは敷居が低いのかな。
良い出来でした
おすすめ度 ★★★★★
まさに夢のコラボです
。値段の割には上出来。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!
概要
若い娘に入れあげる夫、浮気に夢中の妻、隣のオタク青年に恋する娘。自分の幸せを追求するあまり、家族という幸せの形を放りだしてしまった愚かな人々をコメディタッチで演出したのは、イギリス出身のサム・メンディス監督。
シニカルなユーモアが得意なイギリス人らしく、アメリカンファミリーのダークサイドをブラックユーモアたっぷりに描いている。おかしいけど悲しい、その微妙なサジ加減が絶妙だ。第72回アカデミー賞で、作品、監督、脚本、主演男優、撮影の主要5部門を受賞した。(斎藤 香)