中心メンバーだったギター/リッチーブラックモアのディープパープルでの最後の勇姿を見れる意味では貴重だが、演奏は精彩に欠ける。その原因にブラックモア脱退の要因の一つになったギランの衰退振りが有る(ロニーディオやヒューズの現役振りに比べると/悲)。結局、ブラックモア脱退後に加入したモーズを加えた演奏に比べるとブラックモアの齎す緊張感こそ彼らの大きな魅力だったと認めざる得ないだろう。
値段の割りには・・・おすすめ度
★★★★☆
結論から言うと、全体的に楽しめる内容。個人的にはリッチー先生をDVD見れるだけでも充分価値がありました
特に「チャイルドイン・・・」のギターソロは最高でした♪
勿論ジョンのKeyソロやイアンのdsソロも文句なしにかっこいい
ただちょっと不満なのはギランの歌がイマイチであった事と2曲終わるごとにインタビュー(字幕なし)という作りは気持ちがダウンします。
「オプションでインタビューのコーナー作ってるんだから、曲の間に挟まんでも・・・」というのが率直な感想
ちなみにオプションには他に歌詞カードや歴代のメンバー構成等あった
しかし、しかしこの値段であるし、結構楽しめたし、また2回目も見ようという気になったので購入して正解! オススメできるDVDです
ライヴビデオというよりおすすめ度
★★★★☆
ライヴビデオというよりドキュメンタリー作品にちかいものを感じるライヴ版。
曲の合間に挿入されたメンバーのインタヴューが印象的なのだが、輸入版は字幕が入ってないので何を言ってるのかわからないと、このライヴを見ても面白さ?が半減してしまうかもしれない。
オープニングナンバーのリッチーの不機嫌さが凄い。そういうリッチーのわがままにメンバーが振り回され続けてきたというのがインタヴューで語られるのだが、字幕がないとわからん。残念。星-1点。
黄金期メンバーの最後を飾るにふさわしい印象的なライヴ。このあとスティーブモーズが加入するが、その後の低迷振りは、結局ディープパープルは良くも悪くもリッチーのバンドだった、と言わざるを得ない。リッチーの傍若無人ぶりが遺憾なく発揮された凄いライヴです。
納得の出来
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。このアレンジが秀逸の一品から感じたことは、素晴らしい才能の奥深さ、ということです。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。
概要
「すごくいい調子か、全然ダメかのどちらかだ」――ディープ・パープルのドラマー、イアン・ペイスは、このコンサートDVDの中でこう語る。バンド結成25周年を記念したリユニオン・ツアーを思い返しての言葉だ。実際、この高音質ディスク(1993年11月9日にイングランドのバーミンガムにて撮影)で見るディープ・パープルは、すごくいい調子である。伝説的なリード・ギタリスト、リッチー・ブラックモアは、同ツアーでヨーロッパの会場を回った後にバンドを去った。それだけに、今になってこのバーミンガム公演を見てみると、まるで奇跡を目の当たりにしているようであり、「インプロヴィゼーションと練習の素晴らしき結合」(キーボード奏者ジョン・ロードの言葉)を見る思いがする。インタビュー・クリップにブラックモアが不在なのは気になるが、残りの“第2期”の面々(ボーカリストのイアン・ギラン、ベーシストのロジャー・グローヴァー、ペイス、ロード)が誇らしげにバンドについて語ってくれる。気まずい雰囲気の中で脱退を決意したブラックモアに対する恨みは一切出てこない。当然だろう、本作は情けない懐古趣味の産物ではないのだ。絶好調のブラックモア(目を伏せ、表情ひとつ変えず、演奏に没頭している)を擁したバンドは、タイトで力強い演奏を繰り広げる。数か所にアンサンブルの乱れが見られるが(これがなければギランのボーカルは完ぺきだった)、このDVDは見る者を決して失望させない。
ロードのブルース・ロック的な超絶テクニックは相変わらず驚異的。セット・リストがバンドの輝かしい歴史をたどる中、メンバー全員が見せ場を得る。ギランは70年代初めのような至高の域には達しないが、演奏を間違えることは一度もない。ペイスは「Space Truckin」のソロで自由奔放なプレイを見せる(この連中を過去の人などと呼ぶなかれ)。ショーのハイライトでは、驚いたことに、ローリング・ストーンの「Paint It Black」がすさまじいジャムに変ぼうする。さて、ブラックモアと決別し、ギタリストにスティーヴ・モースを迎えてからの彼らはどうなったか? このDVDを見れば納得できるだろう、ディープ・パープルは成長を続けたのだ。どんな困難にも負けずに(=Come Hell Or High Water)。(Jeff Shannon, Amazon.com)