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幕末の外交官森山栄之助

江越 弘人
おすすめ度:★★★★★
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歴史の裏側に人物あり。
おすすめ度 ★★★★☆

 長崎のオランダ通詞であった森山栄之助がその類まれなる語学力を生かして、身分としては町人であったものの、時代の要請で江戸幕府の幕臣にまで上りつめた生涯を描いた物語である。
 江戸時代、諸外国との交際はチャイナ、朝鮮、オランダだけに限られていたが、欧米列強のアジアへの侵略行為により日本も鎖国を続けることが不可能になってきた。その諸外国との交渉や条約締結において外国語を理解し、仲介できるオランダ通詞は時代の寵児であり、そのなかでも英会話のできる森山栄之助は重宝された。さらに、彼は諸外国との交渉において一歩も退かぬ交渉力を発揮し、諸外国の使節からも一目置かれる存在となっている。
 鎖国という状態のなかで、森山栄之助が英会話を駆使できた陰には偶然が重なったが、それは時代が、日本が彼を必要としたからだろう。

 おもしろいのは、オランダ通詞がなぜ、英語をはじめとする諸外国の言語を理解できたのか、習得できたのかであるが、それは同じオランダ通詞の森山栄之助からすれば先輩にあたる志筑忠雄とその弟子たちの存在があったからだが、このことは『長崎蘭学の巨人』(松尾龍之介著)に詳しい。
 ちなみに、「鎖国」から開国の現場にいたのもオランダ通詞なら、「鎖国」という言葉を日本語に翻訳したのも志筑忠雄というオランダ通詞というのも不思議な縁である。
歴史教科書には掬い上げてもらえない、オランダ通詞の活躍を本書をもとに読み解くのも一興かもしれない。



凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★

わたくしめもついに買いましたよ 。これは買わねばならないでしょう!
買って良かったと思います。



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