なかなか火の付かないヒーローというリアリティおすすめ度
★★★★☆
前作に続き、今作も(そして次作も)なかなか火が付かない
ヒーローっぷりに見る者はヤキモキさせられるだろう。
ただ、その”なかなか本気になれない”という所が
なによりロッキーを身近に感じさせるところだろう。
典型的なヒーロー像である熱血漢・正義漢とは一線を画している
前作の対戦後、再戦を望んで挑発するアポロに対し
全くその気はないロッキー。また、再戦を決めてからも
反対するエイドリアンを思って本気になれないところなど
ヒーローとは思えない迷いっぷりが、その後の本気になったあとの
対比となって、見る者の心を燃えさせる。
ヒット作の続編にしてはとても良い出来。
ただ、冒頭の“前作引用”(これは次作でも続く)が長いよっ!
10分以上使ってるし。
それから、ロッキーを最後の最後に燃えさせてエイドリアン。
その心変わりの理由が十分に描かれているとは思えないので
☆4つで
火事場の努力おすすめ度
★★★★★
ネタバレを避けるため詳しくは言わないが、
この作品はある一言を境にロッキーが火事場の努力のようなものを見せる。
おそらくその一言からのその流れがロッキー2の中で一番の見所だと思う。
今作では、元ゴロツキゆえにボクシング以外無能である自分に対して、就職難という形でリアルな現実をつきつけられる。
そしてロッキーの意思に反して妻のエイドリアンにも働かせざるを得なくなる上、ついには・・・・
ロッキーはやるせない気持ちでいっぱいになる。
そしてあの一言が出る・・・
追い込まれたとき、猛烈な努力をしたいとき、是非この作品を見ることを薦める。
火事場の努力、燃え盛るが如き猛烈な努力のイメージがあなたの脳裏に焼きつくだろう。
非常に良く出来た続編。おすすめ度
★★★★★
まだこの頃の続編というのは「前作の7掛けが良いとこ」の時代だった。「1」の直後から始まるストーリー、画面が左右に分かれる編集方法。監督としてのスタローンは意外な程、才能がある。脚本を書く能力もある。本当は幻の「2」の脚本があってエイドリアンは愛想を尽かせていなくなってしまうというものだったがそれは没にした。それほど映画人としてバランス感覚の取れていたが「1」以降ヒット作がなかったのも事実。安易な続編とならないようプレッシャーは大きかったと思う。それを見事に跳ね返した。「今度こそ勝て、ロッキー!!」と言いたくなる作品だった。あの音楽は今聴いても最高。
しかし彼は1980年代は強いアメリカにこだわりすぎた映画作りに没頭してしまったために自滅してしまった。
今作も最高のドラマ・・・おすすめ度
★★★★★
前作で惜しくも世界チャンピオンに敗れたロッキー。
だけど、夢は捨てきれず、現世界王者からも非難されて
、このまま、引き下がれない。でも愛妻のエイドリアンが
産後、昏睡状態に。ロッキーの「やる気」は失せてしまう。
まさに、どん底から再起する男の物語が描かれていて、
観る人に、いいしれぬ感動を与えます。
出来は非常に良いです。
おすすめ度 ★★★★★
まさに夢のコラボです
。ファンであれば購入価値は高いかと存じます。
ホント満点を付けても良い出来です。