英国ミステリー小説好きなので、これは!と思って見ました。キャストも豪華で、いっぱい登場人物がいるものだから、初めのうちは誰が誰やら、誰と誰が関係があるのやら頭の中が混乱状態・・・。やっと解ってきた頃に事件が。
STORY自体はミステリーファンには甘いかな~。途中でこのひととこのひとは実はこ~いう関係で、だからこのひとが犯人だ!って解ってしまいますが、日本人が知らない貴族&その使用人の生活と人間模様がいろいろ興味深く描かれていて、面白かったです。(未婚の娘はベッドで朝食を食べないとか、メイドや従者はその主人の名前でMrs.~、Mr.~と呼ばれるなど。)
トレンサム伯爵夫人役のマギー・スミスが超スノッブの貴族を好演しています。シルヴィアの伯母でマッコードル卿の仕送りで生活しているけど、周りに嫌味たっぷりで態度は大きい。(笑)ゴスフォード・パークでの朝、ベッドに朝食を運んで来たメイド(メアリー~ケリー・マクドナルド)に「ここんちの朝食はおいしいのよね~ヤムヤムヤム(むしゃむしゃ)」というところはとっても可愛いです。
様々なスパイスの絶妙に調合されたような作品おすすめ度
★★★★★
イギリスの階級社会を強烈に皮肉った映画。「自らを神だと思っている」イギリス貴族達が郊外にある別荘で優雅なパーティをしている
優雅に振舞っているが、皆実情は火の車でもそんな事をおくびにも出さず、虚勢を張りながら周りをけん制している。いやみと皮肉、見得、思惑がどびかう世界って見ていても気疲れする。
そんな彼らの住むUPPER(階上、貴族という意味との掛詞)とは別にUNDER(階下、下級階級との掛詞)には彼らが連れてきたメイドや召使がご主人様たちのうわさ話にはなをさかせている。
自分の名前も呼んでもらえない召使たちも、アメリカからやってきた者を見下し、ご主人の身分で召使にも階級差が生じたり、一寸理解しがたい世界でもあるが、この映画はわずか数十年前の事で、一部の社会で今でもそれが残っているという。とても不思議である。
脚本がよく出来ていてこれだけ登場人物が多いのに、各人の性格や設定がしっかりしているので、様々なスパイスが絶妙な調合のハーモニーを奏でる、絶品カレーのような作品。
とくにマギースミス演じる、貴族の意地悪ばあさんが秀逸。一段と辛味とアクセントの効いた演技で強烈な印象を残している。
一応は殺人が起こり、サスペンスの形態に移行していくのかと思ったが、最後まで中心は人間関係である。
さすがに登場人物が多くて、少しごちゃごちゃするが、二度見てみたら細かいところまで理解できて更に楽しめた。いやらしい位、アメリカ英語とイギリス英語、上級階級と下級の英語のアクセントや語彙の違いを強調していて、そんなところも楽しませてくれる。
ちょい役の人々おすすめ度
★★★★☆
なんとな~く買ってしまった1枚なのだが、今では、一番のお気に入り。
M.スミスやH.ミレンも素晴らしいが(この二人はホントに良いです)一応探偵役(?)のK.マクドナルド、疑わしい男C.オーウェン、不思議な男R.フィリップなど、一人ひとりちょい役の人々を観察するのも楽しいかも。
群像劇だからこそのちょっとマニアな見方がおすすめです。
Surprisingly differentおすすめ度
★★★★☆
This has the look and feel of English “who-done-it”. It is as much the society as it is a mystery. The first quarter of the movie is just introductions to the characters as they approach the manor. Then the discussions start as they are settling in and the sub plots show up but do not overwhelm the main story. If you are trying g to guess ahead forget it. Also plan for every English cliché.
I suggest that you use the closed caption option the first time through as the mumble a lot and the background music is louder than the speech tract. Don’t be surprised to find that it has ended just as you are getting into it.
The DVD extras add a dimension to the movie as after watching them you can view the movie with out the sub tittles.
完璧なジグソーパズルおすすめ度
★★★★☆
イギリス好きにはたまらない映画でしょう。
とにかく俳優陣の豪華なこと豪華なこと。それだけでうれしくなります。
また、ベテランぞろいのため映画全体に安定感があって落ち着いて見られます。
全てがしっくりきて完成したジグソーパズルのようです。
だからこそストーリーに没頭できる。
安定した俳優陣とベテランアルトマン監督でなければ
こんなにも重要な登場人物が多い映画は我慢できないでしょう。
この映画、犯人探しの推理物とはちょっと違うのでそれを期待する人にはお勧めできません。
犯人探しも出てきますが、終わりを迎えつつある貴族達の生活と
彼らに仕える人々の生活を描いた映画です。
それからきれいなクイーンズイングリッシュを身につけたい方には最高の教科書だと思います。
スコティッシュアクセントなども出てきますが基本的にはきれいなイギリス英語です。
またアメリカ英語も出てくるので比べてみるのもおもしろいかもしれません。
良い出来でした
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
ホント満点を付けても良い出来です。
概要
イギリス郊外のカントリーハウス「ゴスフォード・パーク」のパーティに集まった貴族たちは、一見優雅だが、それぞれお金がらみの問題を抱えた人間ばかり。そのパーティの最中に、主催者マッコードル卿が殺された…。
皮肉たっぷりのユーモアで人間の本質を描く名匠ロバート・アルトマンが、1930年代に生きるエゴイスティックで愚かな貴族たちの姿を、アガサ・クリスティを彷彿させるミステリー形式であぶりだした傑作。階上で腹の探り合いをする貴族たちと、階下で彼らの噂話に夢中のメイドや従者たち、それぞれのエピソードを幾層にも重ねて、当時の貴族とメイドの姿を滑稽に描き出す手腕はさすがアルトマン。マギー・スミス、ヘレン・ミレンなど役者たちも一流が揃い、それぞれがしっかり自分のキャラクターを立て、絶妙のアンサンブル芝居を見せてくれる。(斎藤 香)