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ゆきゆきて、神軍

原一男
おすすめ度:★★★★★
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捨身即救身
おすすめ度 ★★★★★

我々凡人は、何か行動を起す前には「失敗」や「結果」を考え躊躇してしまう。
しかし奥崎の行動には躊躇や「どういう結果になるか」といった逡巡は微塵もない。
爽快味すら感じる。
これから何か行動を起そうとしている者には「やる気」が出ること間違いなしだ。

「ニューギニア編」が没収されたのが惜しまれる。「軍旗はためく下に」と併せて視聴することをお勧めする。



鮮烈
おすすめ度 ★★★★★

終戦後の1945年8月後半から9月にかけて、東南アジアの日本軍はまだ撤退しておらず(できなかった)食糧確保のために止むを得ず、残酷非道な人間狩りが行われたという事実と、それを糾弾し、その怒りを天皇制に対する憤りに転嫁した男の執念の物語(ドキュメンタリー)。確かに気持ちはわからんではないが、すべて言葉と暴力、そして犯罪でけりをつけるという姿勢が血の気が多いなーと思った。まあけど、それだけの歴史的事件だったんだな、太平洋戦争。戦時中、戦後を生き抜いた人って、なんだか言葉の使い方が鮮烈だと思った。



ヤマザキ!天皇を撃て
おすすめ度 ★★★★★

「ヤマザキ!天皇を撃て」と叫びながら一般参賀客の中から昭和天皇に向けて
パチンコ玉を打ったアナーキスト・奥崎謙三を追ったドキュメンタリー。

原一男のドキュメンタリー映像の中で、自分自身を激しく演じていく奥崎。
それはどんどんエスカレートしていき、やがて画面の中で殺人未遂にまで進む。

「何故彼はそこまで突き進むのか?」「黒豚、白豚って一体何のこと?」等々、
奥崎謙三に感染すると、もう誰も頭から振り払うことは出来なくなってしまう。

映画「太陽」のレビューで私は物足りなさを書いたが、日本人はこちら側から
「天皇」を考えた方がいいのかも知れない。

晩年、出所した奥崎謙三は色々なサブカルチャーに「いじられた」。
しかし、自らの戦争総括という信念で、映画自身をいじり倒したこの作品は、
キネマ旬報1位という評価どおり、今でもバンバン我々の心を撃ち込んで来る。



クレイジーにさせたのは誰か?
おすすめ度 ★★★★☆

奥崎謙三とは何だったのか、ただ一言「クレイジー」に尽きる。

戦争体験がそうさせたのか、もともとクレイジーな人間だったのか良くわからず。(後者のような気もする。)

しかし、クレイジーだからこそ、人生をかけて上官の犯罪糾弾、天皇の責任追及ができたのだろう。

太平洋戦争末期に南方で人肉食が行われていたのは常識だと思っていたが、本作で知ったと言う人が多いのには驚いた。

年寄りに厳しい注文ですが、汚辱や恥辱にまみれた残酷な話もきちんと後世に伝えなきゃだめですね。綺麗事並べて適当に誤魔化してるうちに、かつて当事者だった老人は本当にもうどんどん死んでいく。

気がついたら、この国の政治家達も勇ましいことばかり言うネオコンだらけ。



凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★

言うまでもなく最高峰 。これは買わねばならないでしょう!
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。


概要
昭和天皇にパチンコを射るなど、常に過激な手段で戦争責任を追及し続けたアナーキスト奥崎謙三を追い続けていくドキュメンタリー映画の問題作。彼がニューギニア戦線で起きた兵士たちの食人事件の真相を突き詰めていくときなど、そのすさまじさには時に驚き、時に呆れ、そして背筋が凍りつくほどで、また奥崎氏自身キャメラを向けられていることを意識してか、言動がどんどんエスカレートしていくあたりはドキュメンタリーというものの本質を垣間見る想いもする。また、ここで語られる戦争の傷痕に触れるにつけ、改めてあの戦争は何だったのかと思わざるを得ない辛さを体感してしまう。その意味でも本作は究極の戦争映画でもある。監督は『全身小説家』『またの日の知華』などの原一男。その年の映画賞を独占した傑作だが、その内容ゆえテレビ放映は難しいだろう。(増當竜也)

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