実は今注文するところおすすめ度
★★★★☆
日経の今朝2月18日の朝刊の文化面のエッセイ、増田みず子氏だったのですが、
ご両親の認知症の話について書いていて、なんともすごかった。
その中でこの本について「父親の隠してきた過去を承諾なしに調べ、
尾ひれをつけて書いた小説」と記してあったのが、とにかく気になる。
というわけで、これから注文します。
増田みず子、作家生活20年の総決算?おすすめ度
★★★★★
いやもう、私のように長年増田みず子を読み続けてきた人間には、ついにやったかというような作品である。つまりこの作品はどうやら著者の自伝らしい……。これまでの著者の作品は、傑作『自由時間』を始めとして、自分の実体験をもとに書きながら、ある部分から先はフィクションとなっていて、だからこそ小説として成り立っていた。しかし、この作品はフィクション抜きのむきだしの増田みず子そのもの……らしいのだ。「らしいのだ」というのは、この作品の内容はすべて事実だということを、著者はどこにも書いていないからなのだが、おそらくはそうなのだろうと思う。しかし、恐ろしい。増田みず子とその一族の物語はフィクション以上に恐ろしく、であるがゆえにこの作品はおもしろい。90年以降、著者の作品は少々おとなしくなりつつあったが、これは久しぶりのヒット。はっきりいってぶっとびました、私。よく書いた増田みず子。
はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★
まさに夢のコラボです
。他の方がコメントされているとおり、
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。