続編が読みたいおすすめ度
★★★★★
山奥の見捨てられた別荘に一人住む晴代。36歳の彼女は16歳で家出し、大衆食堂の住み込み女店員として、ほとんど何もしないままに20年間を過ごしてきた。いま彼女は、20年目にして住み込み女店員の仕事からも逃げだし、自然の中で無為に過ごしながら、あっという間に過ぎていった16歳からの20年間の自由時間を回想する。
晴代はこれからどこに行くのだろう。この作品を16年前に初めて読んだとき、36歳というのが随分と年をとった年齢に感じられた。でもいま私は36歳を遥かに超えた年齢となって、なおも生き続けている。46歳になり、56歳になった晴代は何をしているのだろう。この物語の続きを読んでみたい気がする。
出来は非常に良いです。
おすすめ度 ★★★★★
これが発売されるのを心待ちにしていました
。ファンであれば購入価値は高いかと存じます。
買って良かったと思います。