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いとこ同志

クロード・シャブロル
おすすめ度:★★★★★
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同封の解説書も充実
おすすめ度 ★★★★☆

ヌーベルバーグの旗手と言われたクロード・シャブロル監督の代表作。撮影は名手アンリ・ドカ、助監督は後に「まぼろしの市街戦」を監督したフィリップ・ド・ブロカ!アイ・ヴィー・シーの商品だけあって、1999年日本劇場公開時のパンフレットの抜粋が解説書として同封されており、読み応え十分。結構、価値ある商品です。



新旧価値観の対比によって表現されたヌーベルバーグの端緒
おすすめ度 ★★★★★

処女作「美しきセルジュ」(57年)と対を成す作品と言えますが、シャブロルは前作で得た好評(と資金)をバネに、より大胆に伸び伸びと製作したように感じます。どのシーンも活き活きと力強く、全編テンポ良いリズムで展開して、傑作の名に相応しい。
主演の二人もこちらの方がハマリ役だし、モダンジャズとモーツアルトやワグナーの音楽も効果的に使われています。主に2箇所で見られる大胆なパン撮影も、当時の制約から解放されたものだったでしょう。ストーリー自体も容赦ない現実を突きつけています。

いとこのポール(ジャン・クロード・ブリアリ)を頼って、進学のため田舎からパリに出てきたシャルル(ジェラール・ブラン)。二人は同じ学生でもあったが、シャルルが母親の期待を一身に背負って生真面目な一方、ポールは大金持ちの叔父から預かった豪華なアパートメントで享楽的な生活を送っていた。
ポールが早速シャルルを高級スポーツカーに同乗させ、パリの名所案内をするシーンは、まさにヌーベルバーグ的な躍動感!ゴダールも羨ましがったに違いない。
ポールの乱れた交友関係が明らかになるにつれ、次第に本性を現してくる都会のデカダンス。シャルルが勉学に励みに来たつもりのアパートメントで夜な夜な繰り広げられる乱稚気パーティーとその後の倦怠は、初めて若き当事者たち自身によって活写されたことによる生々しさを伴って、ヌーベルバーグの真骨頂を表しています。
ポールたちの刺激の強い毒気に感化されながら、シャルルは勉学と恋に心を砕くのだが…。

実はハッピーエンドも用意されていたというラストシーンは、唯一やや劇的な演出となっていますが、それがより結末を印象付けると同時に、フィクションであることを呼び覚ます効果もあるように感じます。この場面こそ、恐るべき若者たち(ヌーベルバーグ)が戸惑いながらも、旧来の価値感を死に追いやった瞬間ではないでしょうか。



M的な気分に浸りたい人は観てください
おすすめ度 ★★★★☆

ほんとうに悪魔的な視線で描かれています。フランス映画は、こういう「悪の華」を咲かせるのが巧い。ラクロ原作、ロジェ・バディムの「危険な関係」とか。「危険な関係」より徹底してるといえよう。映画化作品の方は未見だけど、ゾラの小説「居酒屋」も、そんな感じだった。

邦画の「狂った果実」の影響下にあると言われてますが、「狂った〜」のほうが、衝撃のラストと言われるわりには因果応報的な結末で、普通の人の溜飲を下げる結末であるのに比べて、こちらは後味悪すぎで、だが、そこがいい。

最近のトッド・ソロンズの映画のように、ただ露悪的なだけで結局は一種の「負のファンタジー」(=ハッピーエンドの裏返し)になってしまってるのとは大違いで、リアルさがあると思う。



納得の出来
おすすめ度 ★★★★★

まさに夢のコラボです 。非常に洗練された魅力的なものになっていると思います。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。



概要
愛した女性を肉親に奪い取られ、そこから悲劇が生まれる構図は、日本映画『狂った果実』などいくつかの作品と共通し、ある種、古典的である。本作の主人公シャルルは、田舎から大学へ進学するために、いとこのポールが住むパリへやって来る。純真無垢なシャルルがポールのアパートで暮らすうちに、そこに集まってくる女性のひとりに恋心を抱くのは自然なことだった。しかし、状況はことごとくシャルルの裏目に出る。クロード・シャブロル監督は、ヌーベルバーグの旗手であり、この1959年の作品でも、主人公に現実を突きつける物語を徹底。従来のフランス映画を革新した意気込みを感じさせる。
ポールを中心とした金持ちの子どもたちによる乱痴気騒ぎは半端じゃない。夜通しのパーティ、くっついては離れる男女関係が描かれる前半はやや単調だが、後半、シャルルの感情が抑圧されるにしたがって、映像にも緊張感がみなぎっていく。誰もが肩入れしてしまうような凡庸青年として、ジェラール・ブランはシャルルにぴったりだ。「ワルキューレの騎行」や、「トリスタンとイゾルデ」のなかの「愛の死」などワーグナーの名曲をレコードで流すシーンがあるが、曲のテーマが物語にもハマって観る者の心を昂揚させる。(斉藤博昭)

いとこ同志 動画

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