軽いおすすめ度
★★★☆☆
これも時代なのでしょうか?
Mr.children史上最も軽い作品です。
リラックスした作品としての高い評価が多いようですが、
プロならリラックスした気持ちで聞かせても作るときは必死でなければいけません。
良い曲もあるのですが、一方で使い古しのような安易なメロディや
悩むことを放棄してしまったような明るいだけの詩には正直失望しました。
活動を再開してからのミスチル作品には一貫して葛藤する苦悩が強く込められていたので、
アラの見える作品でも心に訴える力がありました。
本作品はポジティブな面だけを切りとったような上っ面の印象があり
残念ですが強い気持ちは伝わってきませんでした。
一番良かった曲は最後の「あんまり覚えてないや」です。
ひょっとしたら桜井さんはこのアルバム作りたくなかったのではないですか?
凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。
概要
「箒星」「フェイク」「しるし」といったシングル曲を含む13枚目のオリジナル・アルバム。この作品の軸にあるのは、"どこにでもある、何気ない日常"である。それぞれの人が、それぞれの場所で、それぞれの生活をていねいに送っていくこと。その積み重ねのなかにしか幸せは存在しないということを、彼らのこのアルバムのなかで何度もメッセージしていく――'00年代に必要な歌とは何か? そのことを真摯に考え抜いた末に生まれた、必然的な名作。ロック、ソウル、ジャズなどの要素をバランスよく配した、きわめて高度な音楽性を持つサウンド・メイキング(シンプルな曲は意外と少なく、複雑で抽象的なアンサンブルを軸にしてるのだ、じつは)にも注目してほしい。(森朋之)