なかなか良い本ですおすすめ度
★★★★★
上野千鶴子の「発情装置」も良い本だと思ったが、これも負けていない。上野は東大の先生だし、フェミニストだからいちいち書くことに政治的な匂いが付きまとうけれど、藤本はもっと文学的というか、個人的な部分に立脚しており、かなり赤裸々に自分の感情をさらけ出している。女という自分を意識し、女にとっての「性」と「愛」のありかたを追求する彼女の語り口はイヤミがなくストレートに心に響く。私は男だから、さすがにレディースコミックを店頭で立ち読みするのは憚られたのだが、これを読んだあと早速妻をカモフラージュに従えて書店のレディースコミックコーナーへと足を運んだのでした。あそれとこれ、白藤花夜子さんとの共著だということだけれど、どこをどなたが書いたのかはどこにも明記していないし、著者としては藤本しかクレジットされていないので、藤本氏の著作として読んだ次第。
まさに夢のコラボです。
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。ファンなら買って間違いなく損のない品ですね。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!