このドラマの良かったのは、今1番輝いてる女優俳優の方々が全員役にはまった事。悪かったのは視聴率のために何でもありで作ってしまった事。ただ、作者のミチルの描き方の力不足が仇となり長澤まさみが批判されていましたが、私はとても評価します。軟弱のミチルを長澤まさみ意外の女優でやっていたら失敗したことでしょう。上野樹里のルカに長澤まさみのミチルが対象的にはまり、瑛太が調和して水川あさみが和ましてくれた。錦戸亮のソウスケは視聴率のエサ扱いにしか見えない。 ただ、DVなどの社会的問題を取り上げたことにより、無知な人々に知ってもらう機会になったことは評価したい。
破綻した脚本おすすめ度
★★★☆☆
1:良い点
1-1:上野樹里
『のだめ』に完璧に嵌った上野の実力拝見とこれを観たが文句無しに良い。
第一話から素晴らしく、美智留から携帯が掛かる前、コンビニで猫背気味に歩く姿は完全に男。『メゾン・ド・ヒミコ』でゲイ(柴咲コウの父親役)を演じた田中泯に匹敵する性同一性障害役。
かなり男を「研究」したのは間違いないが努力の跡を見せないのが上野の実力で瑠可になりきっている。
普段は播磨弁で話してるらしく、そのためか『ロスタイム・ライフ』では喋り方に不自然な場面が数ヶ所あったがこのドラマでは無。
『のだめ』と並び間違いなく上野の初期の代表作。
1-2:錦戸亮
暗い二枚目振りがまず、良い。そして突然キレ、暴力衝動を解放する「異物感」を巧く演じてる。
1-3:Prisoner Of Love
題名は「愛の虜」の意。心から湧き出す自分だけの愛し方しか出来ない、という事。同性しか愛せないのも、肌を合わせられないのも、暴力を振るわれても相手の寂しさを思うのも、自分だけの愛し方。
宇多田は高音が苦しいが、それが心の必死さになり歌に感情を与えてる。登場人物(特に瑠可)の悲しみと苦しみに同期し増幅し大変効果的。素晴らしい。
2:悪い点
2-1:脚本
ドラマで陰の部分を一人で受け持つ宗祐を筆頭に人物と愛の描写が浅過ぎる。宗祐が暴力衝動を抑えられない理由を全く描いていない。
また美智留だけでなくタケルにまで暴行した宗祐を警察に訴えない時点で、脚本が完全に破綻している。
『ラスト・フレンズ』、最後に残った友の意味がほぼ描かれていない。瑠可は美智留を、タケルは瑠可を守れたのか?
人を愛するという事、特に性同一性障害の場合の脚本家の意見が描かれていないのと同じ。
2-2:
長澤まさみの演技が稚拙。
3:まとめ
ディレクターズカットのDVDがどうなってるか楽しみ。
3回削除されました・・・おすすめ度
★★★★★
上野樹里ちゃんがかっこよく、毎回楽しみにしていました。
普通の恋愛ドラマとは違い、
DVはじめ現代のメンタル的な問題が含まれていたので
いろいろ思いながらじっくり見ることができました。
宗佑が出てくるたびに「キタっ!!!」とビクっとしてしまいましたが、
それだけの演技をした錦戸君は凄いと思います。
グッと株が上がりました☆
髪を切って臨んだ上野樹里ちゃんや、瑛太くんの演技も素晴らしかったと思います!
特典映像が楽しみ。ドラマの裏側が見れると嬉しいです。
良い出来でした
おすすめ度 ★★★★★
言うまでもなく最高峰
!いや~、ほんと(・∀・)イイ!久々に良い買いモンをしました。
ホント満点を付けても良い出来です。