有コロは、ちょっち(苦笑)おすすめ度
★★★★☆
必殺のメインテーマの構成と流れが、待望の映画に向けて、着実にカスタマイズされていく過程が、よく判ります。
新城が、歳末、番外編を経て、確信的に室井と青島の関係の破壊をもくろんでいるとしか思えないシーンもあり、テレビシリーズでは登場していないキャラクターの中でも、突出して「立ってきた」感があるように思えました。いい正義の悪党ぶり(?)ですね。
基本的に、室井は、未だ、組織の矛盾の中でがんじがらめになって、青島らよりも、立場上、責めているように思えて、相当、胃に来ているようです。監察官という立場は、既に問題の多い室井に対する、上からの洗礼、まあ「嫌がらせ」でしょう。話を転がしていくには、当然あってしかるべき展開のように思います。
すみれの葛藤や迷いは、すれ違いの!シーンも含め、青島の行動とリンクしており、「いい味出してるなぁ」という映像で構成されており、ふたりの感情的なものには、不安を感じることなく観賞出来ましたね。
まあ、映像が「24」をパクり上等でやっているのには、若干‥‥‥ま、いいか。
うーん、まあ、しかし、唯一、逃走犯との待ち合わせに「有明コロシアム内」はないだろうと。しかも、誰もいない夜の、センターフィールドのど真ん中は、もう少し、考慮していただけたらと思いました。
テレビシリーズの最終話の、実は酒場の客、店員全て捜査員で、犯人を包囲するというのは、コメディと緊張の双方が融合した絶妙の仕掛けでしたが、女性ふたりを有コロで、ワールドカップで暴動発生、鎮圧みたいな物量で取り囲むのは、「作中税金」「実質制作費」の無駄遣いでしょう(笑)。
露骨にリアル過ぎてもどうかと思いますが、最低限、クライマックスにリアリティがないと、感情移入出来ませんからね。
まあ、星5つは、差し上げられませんが、「踊る〜」は大好きなので、4つ分は、楽しませていただきました。甘い評価かな‥‥‥。
良い出来でした
おすすめ度 ★★★★★
言うまでもなく最高峰
。非常に洗練された魅力的なものになっていると思います。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!
概要
湾岸署内で放火殺人未遂事件が発生! 被害者の恋人、相良純子(大塚寧々)を成田で逮捕するが、犯人護送の任務を受けた青島(織田裕二)とすみれ(深津絵里)は、立ち寄ったドライブインで純子に逃亡されてしまう…。
織田裕二主演の人気ドラマ「踊る大捜査線」のスペシャル版第2弾。青島のサラリーマン時代を思わせるオープニングや、ライター探しのシーンなど、織田ファンにはたまらない映像が満載。しかし全体としては、心の傷を持つすみれを軸に、せつないストーリーに仕上がっている。大塚寧々が犯人役を好演、ほかにも「あの人があんなところに!」というゲストが多数出演している。アイテム&人物の解説、本編再生映像ほか、ノンクレジットエンディングを単独収録。(生野舞)