プロットもキャスティングもなかなかだったのですが…おすすめ度
★★★☆☆
いっぷう変わったストーリーと、主役・小日向さんを筆頭に癖のある出演者の面々。おおいに期待しながら
見始めたのですが、「物語の終幕まで11日間!」と大仰に期間を限定したわりには
ハラハラドキドキ感があまりなくてちょっとガッカリ。
それでも毎回やたら思わせぶりな(だけの)終わり方についつい騙され見続けてしまったのは、
やはりシナリオよりもむしろ松田兄、小西真奈美、生瀬勝久等の演技に惹かれるものがあったからかもしれません。
偉大な父と比べるのは気の毒かもしれませんが、松田優作ファンの私には彼の息子二人はどちらも線が細く見えてしまい
「きっとオヤジさんを越える日は来ないんだろうなぁ」なんて冷ややかに眺めていたのですが、
この作品で兄貴はなかなかステキな男臭さを発散するようになったなと好感を持ちました。
(因みに弟はジゴロ的ヤサ男ぶりが様になってきてますね)またちょっと変わった役柄で出ていた吉高由里子
という女の子も幼く儚げな少女の顔と妖艶で危険な女の顔を力まずふわふわと軽く演じて、
実に不思議な存在感があってよかったです。
近年の連続ドラマに幻滅してる方へおすすめ度
★★★★★
近年は生活スタイルの変化により、連続ドラマも[わかりやすい]や[一話完結]が人気のあるようです。
そんな中で異彩を放つドラマだったのがこのあしたの喜多善男。
謎が謎を呼び、一話見逃すと完全に置いていかれる展開。
生瀬勝久、小西真奈美、栗原千明、要潤、吉高由里子、温水洋一、室井滋、平泉成、今井雅之、デビッド伊東、岩松了等、「他のドラマや映画は大丈夫なのか?」と勝手に心配してしまうほど名脇役が次々に出演。
もちろん主演の小日向文世、「小日向さんが主役なら出る」と言った松田龍平の息はぴったり。
喜劇を見てるようなシリアスなシーン、思わず笑ってしまう役者の間、そして全体を包み込むような落ち着いた音楽。
「俺達が作りたいドラマはこんなドラマなんだぞ!!」と制作者の声が聞こえてきそうなドラマでした。
まさに夢のコラボです。
おすすめ度 ★★★★★
これが発売されるのを心待ちにしていました
。ファンなら買って間違いなく損のない品ですね。
買って良かったと思います。