父の無念、陰謀と復讐心、叶わぬ恋、友情、息をのむ殺陣、ドラマとして成立するすべてがあります。「叶わぬ恋」ほど観ていて切ないものはない。内野さんは舞台出身なので声が良く通り、セリフに込められた感情がこちらにストレートに伝わってきます。最初しか出ませんが、勝野さんも良かったです。配役がよかったのもこのドラマの重要な要素です。ふく役の水野さんがこんなに美しいと思えたのは、初めてでした。友人から、ふくの懐妊を知らされた時の文四郎の涙が切ない。ラストの二人(ふくと文四郎)の「違う未来」を語り合うシーンは泣きました。
最高の時代劇ですねおすすめ度
★★★★★
時代劇では一番好きかもしれない。特に、内野聖陽さんが好きです。文四郎と言う役柄にピッタリですね。
物語としては悲しい物語がメインですが、くすっと笑えるシーンもちょっとだけあります(様な気がします)。お子様には理解できないちょっと難しい話だと思いました。
まぁ、シナリオを解釈させて頂くと、「藩(お偉いさん)の陰謀の被害に遭いながらも、懸命に生きる下級武士の文四郎と、幼馴染みの娘との悲恋を描いた切ない物語」といったところですか。
文四郎とライバルたちとの戦いのシーンは緊張感があって面白かったです。NHKの番組なので出血表現はありませんでした。僕は出血有った方が好きなんですけどね。
このDVDには、得点映像が存在するんですけど、どうもNGシーンとか、出演者の裏側とか、そういう笑える映像が欲しかったですね。
7話で終わったのが勿体無いくらいの面白いドラマでした。もう少し細かく、長くやって欲しかったです。
まぁ、お子様が退屈しないうちにパッパと進めるのもイイかもしれませんね。
この作品を見れば内野聖陽さんのファンになるでしょう。僕もこの作品でファンになりました。
あと映画の蝉しぐれもオススメです。
とにかく、時代劇に少しでも興味があるなら見てみてください。
各自の好みおすすめ度
★★★☆☆
私は 一番最後にドラマを見ましたが カットしていましたが映画が一番印象的でした。ドラマの場合 早く子役から大人に役がわりしてしまったが違和感を感じてしまった。ドラマの主役は自分だけの演技が強過ぎたので友達同士という気がしない。思い出の中の内野さんも年を取り過ぎている。
回想的な手法は 始めからいただけなかった。
でも やはり詳しく本に近いストーリーを感じました。
素晴らしい出来栄え
おすすめ度 ★★★★★
まさに夢のコラボです
!いや~、ほんと(・∀・)イイ!久々に良い買いモンをしました。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。
概要
藤沢周平の長編時代小説のドラマ化。東北の小藩に生きた下級武士の息子の波乱に満ちた青春模様が、奇をてらうことのない正攻法で描かれている。義父・牧助左衛門(勝野洋)が藩の世継ぎ争いの陰謀に巻きこまれ、ついには切腹させられてしまう。反逆者の子という烙印を押された文四郎(内野聖陽)は、その屈辱に耐えて勤めと剣術に励み、仇である主席家老・里村左内(平幹二郎)への復しゅうを誓う。
社会の理不尽に直面する中で、義を見てせざるは勇無きことかとの決断を迫られる主人公の耐え忍ぶ姿、ひたむきな思いが切々としていていい。文四郎とふく(水野真紀)との宿命的な関係も物語の見どころ。敵方の松明を避けるため、舟底に横になって身を潜める場面の美しさたるや。月明かりに照らされる2人の絡み合う姿には息をのむ。また、闇に真剣の輝きだけが鈍く光る殺陣も迫力満点だ。ただ、ほとんど忍術のような秘剣村雨の再現には、肩透かしを食わされた気分。(麻生結一)