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楽しい古事記 (角川文庫)

阿刀田 高
おすすめ度:★★★★★
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 さすがに上手。
おすすめ度 ★★★★☆

 さすがに阿刀田高さんだけあって、原文では読みにくい古事記を枝葉をはらい平易な言葉でおもしろく語っている。
 特に前半の神話的な部分は、多くの話はすでに知っていたものの、改めて読んでみると「日本人は本来こんなにも生き生きとした人間味豊かな人たちだったのか」と感じ、本居宣長の大和ごころの主張がわかるような気さえした。
 また、阿刀田さんが各地の古事記ゆかりの土地へ旅した記述も織り込まれており、紀行的な要素でも楽しめる。
 ただ、あえて難を言えば、私にとっては、後半の歴代天皇の事跡の部分は同じような話が続き、少したいくつに感じた。



阿刀田ワールド
おすすめ度 ★★★★★

以前古事記を読もうとして断念した人、さわりだけでも知りたい人、興味はあるけど読みきれなそうな人、この本ならそんなあなたでも愉快に楽しく読めます。



日本の神さまは女好きで大酒のみ
おすすめ度 ★★★★☆

 イザナギ・イザナミの国造り、アマテラスの岩戸隠れ、八俣の大蛇。伝説の主役たちが、嫉妬に狂い、わがままを言い、ご機嫌をとる。神々と歴代の天皇が織りなす武勇伝や色恋の数々は、壮大にして奇抜、そとて破天荒。日本の神さまはとっても人間的だった。
 欽明天皇は子だくさんで、治世も長かった。男女合わせて25人の子があり、4人が天皇となった。第30代敏達天皇、第31代用明天皇、第32代崇峻天皇、そして第33代推古天皇、わが国最初の女帝である。古事記はここで下巻を終え、全体も閉じている。日本書紀の方は、この先第41代持統天皇まで扱っているが、この天皇も女帝である。(それがどういう意味かの言及はない)
 大ざっぱに言えば、古事記の方が物語性が強く、話として読みやすく、生き生きとしている。日本書紀は歴史性が濃く、体裁も中国の歴史書に模して整え、漢文で記してある。日本の神話を楽しむには、古事記の方が適している。
 例えば、「成り成りて、成り合わぬところ」に「成りなりて、成り余れるところ」を刺し塞いで国生みをしようと、素朴に暢達に書いているのに対して、日本書紀では「陰のはじめ」に「陽のはじめ」を合わせて、であり、陰陽の二気によって世界が成ったという思想を明確に打ち出している。このエッセイでは古事記を中心に散策を楽しんでいる。著者は、ざっくばらんに、古事記に関連する土地へ取材に行った時の自分のことまで書き綴っている。親しみが持てるとも言えるし、よけいな感じもしないでもない(雅)



古事記の楽しさ、日本のルーツを手軽に再発見
おすすめ度 ★★★★☆

「楽しい古事記」とありますが、日本の聖書ともいえる「古事記」は確かに「楽しい」。日本神話の話はどこかで聞いたことがありますが、改めて読むと、登場する神々は、欠点が多くとても人間的です。

阿刀田氏は、古事記の記述を実はこういうことだったんだろうと推理しますが、これもかなり読みやすくしています。

戦後教育の影響かもしれませんが、日本神話の世界を大人になって読んだことのある人は多くないかもしれません。本書は、古事記の楽しさ、日本のルーツを手軽に再発見できるいい本だと思います。


古事記入門書として。
おすすめ度 ★★★★★

古事記といえば、神々や天皇について書いてある本。日本のことだし興味はあるけど近寄り難い、そんな私のイメージを砕いてくれた本です。

面白おかしく書いてあり、1300年も昔に書かれたとは思えないほど、あちこち共感出来て一気に読めちゃいます。
共感出来たり失笑してしまうところがあるのに、日本の神々は本当に人間に近いんだなぁと改めて感じました。
意地っ張りだったり情けなかったり、恋愛にしてもご機嫌をとったり嫉妬したり。そこがまた魅力的なのでしょうが。

面白く読めて、よく聞く神々や伝説上の人物について詳しくなって、お得な気分になれる本です。内容的には、専門書としてより初心者の入門書という感じです。

古事記は難しそうだからと敬遠していた人には、是非オススメしたい本です。


まさに夢のコラボです。
おすすめ度 ★★★★★

背筋にゾゾゾという感覚が走りました 。ファンなら買って間違いなく損のない品ですね。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!



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