晶＞＞＞若菜＞千恵≧ほのか＞＞＞＞＞＞＞その他おすすめ度
★★★★★
フェアリーテール『同窓会』の原画で広く世に認知される事になった
美少女ゲームイラストレーター・水谷とおる氏の甲斐智久名義での画集。
1998年にNECインターチャネルより発表され、良い意味でも悪い意味でも大きな話題を呼んだ
セガサターンの恋愛シミュレーションゲーム『Sentimental Graffiti』のイメージイラスト集で、
版型が大きくレイアウトもシンプルですっきりした出来である。
掲載イラストは都市の位置順ではなくヒロインの星座順に収録されており、
華麗・精緻な線画に繊細なコピック塗りを施した非常に美しいもので、
ゲーム本編で見られる、太いドット線とテカテカのアニメ塗りとは全く雰囲気の異なった、
12人のヒロインの魅力的な本来の姿が見られる。
「萌え」に傾き過ぎ、有り得ない設定や奇抜な服装、ステレオタイプな性格・属性に満ち満ちた
現在の美少女ゲームの時代にあって、本作品のヒロインたちはいずれもリアリティのある
等身大の存在であり、どこにでもいそうな少女ばかりである。（約一名除く）
それ故に却って新鮮さがあり、時代を経ても色褪せる事のない普遍的な魅力があるのだろう。
本作品の続編『Sentimental Prelude』に見られるように、水谷氏はいまや大きく絵柄が変化してしまった感があり、
この頃の神がかった作画はもう二度と拝めないのではないかと思われる。
それ故にこの画集は貴重であり、少女たちとのかけがえのない想い出を永遠に留めあえるアルバムであると言える。
キャラに罪はないおすすめ度
★★★★★
ゲームよりもグッズで儲けたと揶揄された（笑）
『センチメンタルグラフティ』。
本書はそれのキャラクターデザイナーによる
雑誌やトレカ等の商品用に書き下ろした原画を
集めた作品集です。
約10年前の（もうそんなに経つのか・・・）
イラストということもあって手書きで描かれた
可愛い女の子が、昨今のそれと異なり「媚びてない」
女の子の絵が多数収録されております。
そのあまりにあざとい商売の為、そして
ゲーム本編の出来があまりに・・・だった為
後年の評価は芳しくないのですが、少なくとも
画家と描かれ、創造されたキャラクターに
罪はないのです。
画家が自ら述べているとおり変なデッサン
構図もありますが「可愛さ炸裂」の前には
問題有りません。
全盛期おすすめ度
★★★★★
こういう奇跡のように素晴らしい絵が描ける絵師ってのは大抵長続きしない。そのあとも絵師を続けているけど、全盛期の奇跡の絵はもう二度と描くことが出来ない。あくまで個人的な意見だが甲斐智久（水谷とおる）氏の他には、竹井正樹氏、後藤圭二氏、橋本タカシ氏、横田守氏、なんかがあげられる。男性に多いな、と感じた。「人間」なんだから仕方ない……のかもしれないが…。ただセンチの商売はあざとかった。この商売が人々に「センチ」という作品の印象を悪くさせていたことは間違いない。
やさしい絵がたくさん入ってますおすすめ度
★★★★★
ゲーム「センチメンタルグラフティ」シリーズの１作目のイメージ画を収めた画集です。
９０年代後半の美少女ゲーム界に突如表れ話題をさらったイラストレーター“甲斐智久”さんの力作が多数収められています。
美少女ゲームとは縁が無く、このゲームもプレイしていないのですが、甲斐さんのやさしい画風に一目ぼれして画集を購入しました。
０１年以降は画風が変わってしまい、この画集に表れていた「かわいらしさ」と「やさしさ」が損なわれた気がして残念な限りです。
最近はフォトショップやペインターで着彩することが常識ですが、本書は手書きで着彩されたイラストが収録されています。
作品に対する本人のコメントも非常に参考になり、手書きイラストを描く時の資料としても重宝するでしょう。
凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
今回の発売がすごく嬉しいです
。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。
