最強のオヤジ。見ても損は無い一作おすすめ度
★★★★☆
ダイハードシリーズとして見てしまえば評価は複雑になるので、
シンプルに今作についてのみ感想。
定年間近のマクレーン刑事は相変わらずついてない。離婚されてしまって娘には
「お父さんうざい!」と嫌われまくるわと寂しい近頃。おまけに「ちょっとした
任務」だったはずが、いきなり銃撃戦。存亡をかけたサイバーテロに巻き込まれて今回も散々な目に。
マクレーン一家の女達って、どうも好きになれない。ヨメも娘も実に憎たらしい。
平時には散々にあしらっておいて、いざ危険が迫ると「パパ一番!」と手のひら返すとか、
何だこの女達はと思ってしまいます。それでも一途に追いかけるオヤジのすすけた背中に
哀れを催しますが、今作では相棒の、現代っ子ハッカー君との世代を超えた
友情にほっこりしました。ハッカー君、ヘタレだけど素直でいい子だ。なかなかいいキャラです。
アクション映画としての見所はちゃんと抑えてあったし、二時間という長丁場を
飽きさせない工夫もされてました。ザッツハリウッドのアクション大作としては、間違いが無いのでは。
風呂敷を広げすぎて展開が大味だったり、設定が突っ込み放題なところはご愛嬌。
細かいことを抜きにしてしまえば、そこそこ楽しめる作品に仕上がってました。
ただ、通りすがりの一作であることは否めないけどね。買わないけど見ても損は無い作品。
素晴らしい出来栄え
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。他の方がコメントされているとおり、
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。
概要
ワシントンD.CのFBI本部のサイバー犯罪部で大切なデータがハッキングされる事件が起こる。FBIはジョン・マクレーンにハッカーのマットという青年を捕らえて、本部に連れて来るように命令。ところがマットの家でふたりは謎の集団の襲撃に合う。彼は恋人に頼まれてあるプログラムの開発を手伝っていたが、それはテロ組織の壮大な国家乗っ取り計画の一部だったのだ。襲撃してきたのもテロ組織の一味。命からがら逃げ出したふたりはワシントンD.Cに向かうが、道中、テロ組織に執拗に追われることに…。
人気シリーズ第4弾。ブルース・ウィリスの当たり役、ジョン・マックレーンが再びテロ組織相手に決死のバトルを繰り広げる。銃撃、爆破の雨あられの中、闘いながらもなんとかマットを本部へと使命感に燃えるブルース・ウィリスが不死身の活躍で大暴れ! これまでの作品に比べ、悪役のインパクトが少々弱いものの、相棒のマット演じるジェスティン・ロングの愛嬌や鼻っ柱の強いマクレーンの娘を演じたエリザベス・ウィンステッドのお転婆ぶり、テロ一味の刺客マギーQのカンフーアクションなど脇役たちの個性が、この映画のアクセントになっている。監督は『アンダーワールド』のレン・ワイズマン。(斎藤 香)